涙ボクロの訳を君は話さない

例えば、地球を初めて見るエイリアンに「娘」を説明するなら、どうする?「恋」の性質とか、いやいや、まず地球や日本についての説明から始めるかもしれないね。
マカロン
ナポレオン
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ひんやりした仏滅の朝にこっそりと

サプライズとして親友から貰った香水、花を思わせる香りだ。
ぴったりの香りを意識して選んでくれたもので、ボトルがちっちゃくてリボンがついていて可愛らしい。
匂い自体も入れ物もどんなに大きくいっても華やかとは言えない匂いだ。
ストアには多くの香水が並んでいたのだけど、ひっそりと置いてあったもの。
サイズは本当に小型。
上品でお気に入りだ。
どこかへ行くときだけでなく、外へ仕事に出るときもカバンに、家での仕事のときも机の隅に必ず置いている。
それで、手提げの中は、同じ香り。
いつでも身に着けているので、そうでないときは周りに「今日あの香りしないね」と言われる場合もたまに。
香水ストアでたくさんの香りをつけるのは好きなことだけど、この香水が今までで一番気に入ったものだ。

どんよりした休日の晩に目を閉じて
出身地が異なると食文化が変わることを二人で生活しだしてからとても意識するようになった。
ミックスジュースシェイクしようかと嫁からある時言われ、自分はあまり飲まないけど売っていたのかなと考えたら、ミキサーで作るのが普通みたいだ。
缶詰のモモやら他と作った氷を入れて、ミルクを入れて家庭用のミキサーで混ぜて完成だ。
家庭でつくったものをごくごくと飲んだのは未知の体験だけれど、非常にくせになった。
感動したし、楽しみながら、俺もつくっている。

凍えそうな平日の午後にゆっくりと

セミも鳴かなくなった夏の日の夜。
少年は家の縁側に座り、西瓜を食べていた。
かじってはスイカのタネを庭に向かって吐いていると、ときおり種が遠くまで飛ばず、自分の服に落ちる時もあった。
横に置いた蚊取り線香の香りと、風の無い暑い夜、それと口いっぱいの西瓜。
少年はそれぞれを堪能しつつ、明日はどんなことして遊ぼうか、と考えていた。

天気の良い大安の早朝に外へ
石田衣良という物書きに魅せられたのは、愛ちゃんの紹介で。
愛がいない部屋というサブジェクトの短編が詰まった小説が彼女の部屋にあったから。
生まれ故郷の岩手の母が読み切って、その後カップラーメンや商品券と一緒に箱詰めにして送ってくれたらしい。
その頃は全然文学界で知れていなかった石田衣良。
彼女は元々エッセイやビジネス、雑誌などは買う。
反対に、所謂ライトノベルは読む気がしないそうで、この本を私にあげる!という。
彼女のママはどんなことを考えながら、愛がいない部屋を手に取ったのだろう。

涼しい祝日の夕方に冷酒を

会社で頑張っていた時の先輩は、社長の娘で、まさにお金持ちだった。
小柄で素直でテンションが高い、動物を愛する先輩。
動物愛護サークルなど設立して、しっかり活躍をしているようだった。
毛皮着ない、ヴィーガン、動物実験取りやめ賛成。
一回、マンションに行ってみたことがあった。
都心にある高層マンションで、東京タワーが見下ろせる場所。
先輩は、毛並みが清潔なシャム猫と同居していた。

どしゃ降りの木曜の夕暮れにお酒を
怖い物はたくさんあるけれど、大海原が怖くて仕方ない。
しかも、沖縄やハワイなんかの水色の海ではない。
それ以上の恐怖は、駿河湾などの濃い海だ。
ついつい、水平線に囲まれている・・・なんて状態を想像して怖くなってしまう。
気分だけ経験したかったら、open water という映画が持って来いだと思う。
ダイビングで海に置いてけぼりの夫婦の、会話のみでストーリーが終盤に近づく。
どう考えても、私には恐ろしいストーリーだ。
もちろん、起こり得る事なので、ドキドキ感は大変伝わると思う。

息絶え絶えで大声を出す弟と草原

大学生の頃、株に好奇心をいだいていて、購入したいとおもったことがあるけれど、たいしたお金ももっていないので、買える銘柄は限られていたから、あまり魅力的ではなかった。
デイトレードに好奇心があったのだけれど、頑張って稼いだお金が簡単になくなるのも嫌で、買えなかった。
証券会社に口座は開設して、資金も入れて、パソコンのエンター一つだけで購入できるように準備したけれど、怖くて購入できなかった。
汗水たらして、働いて稼いでためた貯蓄だから、稼いでいる人たちから見たら少なくてもでも無くなるのは恐怖だ。
でも一回くらいは買ってみたい。

曇っている土曜の日没は目を閉じて
きのうは、一カ月ぶりに雨になった。
釣りの約束を釣り仲間としていたのだけれど、雷までなっているので、さすがに危なそうで行けそうにない。
確認したら、雨がやんだので、やはり行くということになったのだが、釣りに行ける道具の準備を終えて、行ってみたけれど雨が降ってきた。
雨が止んだことにより釣り場に来ていた釣り人が、あわてて釣りざおなどを車にしまっていた。
餌も買って準備していたが残念だった。
またの機会にと話して釣り道具をなおした。
明後日からは晴れが続くそうだ。
その時は、今度こそ行ってみよう。

前のめりで歌う妹と花粉症

大物お笑い芸人が引退みたいで、ネットやニュースでたっぷりやっているが、めっちゃすごいですね。
次の首相がどなたになるかっていう話よりニュースでも順序が前だったし。
どういった政治家が代表になっても変わらないって考える方もものすごくいるし、それより、有名芸能人が芸能界を引退というほうが影響がでるということですかね。

勢いで自転車をこぐあの人と穴のあいた靴下
毎年、梅雨が好きだ。
空気は湿度が上がり外出すると濡れてしまうけれど。
一つの理由として、幼いころに、雨の日に咲いていた紫陽花が可憐で、以来アジサイが咲くのを楽しみにしている。
九州長崎の出島で知り合い付き合い始めた、シーボルトとお瀧さんのアジサイ逢瀬を知っているだろうか。
オランダ人に紛れて来日してきた、ドイツ人のシーボルトが、紫陽花を見ながら「お瀧さんのように綺麗な花だ」と言ったそうだ。
この時期に可憐に咲く紫陽花を目にして何回も、お瀧さん、お瀧さんとつぶやいた。
それが変化して、あじさいはオタクサと別名を持つようになったという。

道

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